MACOYA Style
ヨガをひも解く
「ヨガって良さそうだけど…、つまり何がどう良いんだろう?」そう感じる方は多いと思いますので、私なりにお答えしてみます。
ヨガの世界は分かりづらい!と言われてしまうのは、目に見えないことを扱う表現も多いため、どうしても抽象的になってしまうからでしょうね。
ですが、私たちは意外と目に見えないことだらけの中で生きています。
例えば、「氣が合う」なんて言いますが、好き嫌いの感情は誰もが持ちながら、目で見たことはありません。「勘が当たる」もそう。ピンとくる感覚は誰もが経験しながら、説明はしづらいものです。
「愛」もそうですね。見ることも嗅ぐことも触れることもできませんが、ないと生きていけるでしょうか?宇宙の遥か彼方では、目には見えなくとも幾千の星々が存在しています。
つまり、そもそも私たち人間が確認できること、説明がつくことのほうが少ないということ、でも実は感覚ではすでに知っている、という視点から、目に見えないことに歩み寄ってみてくださいね。
では、MACOYA流・ヨガの本質を解説!
ヨガとは、自己受容です。
(実はダイエットのためのエクササイズ…ではないのです。過程としてその効果は存分にあります!)
体は"今この瞬間"にしか存在できません。でも、心は過去・未来・空想に動きがち…。心がいつも体と離れていては、いつかの後悔やまだ見ぬ不安に振り回され続け、肝心な"今"をこぼし続けてしまいます。ですが残念ながら、私たちは余程意識しない限り、その状態に引っ張られてしまうようです。
それを回避するため、
五感からの感覚を使い、
"今この瞬間"に戻します。
なぜなら、感じることはその瞬間にしか出来ないから。感覚を味わっている時、心はそこに在ります。
心をきちんと、今に使う。
今ここで静観している、
「真のわたし」にコンタクトする。
五感を研ぎ澄ませ自らの生命エネルギー(肉体)と、潜在エネルギー(精神)を調和してゆくひととき。魂の気配まで通じていく、内観の作業です。どれだけ完璧な前屈ができたか、…ではありません。
心と体が、
どれだけ、力を放せたか。
どれだけ、楽になれたか。
どれだけ、自由になれたか。
どれだけ、自分に戻れたか。
自分に空白という栄養をあげるのですね。そうすると、マットを離れた日常生活で、「自分は何を望んでいるか」をキャッチできるようになるわけです。
慣れないうちは、これをいちいち明らかにするのは、しんどいことです。そのうち「本当の望み」にも体当たりすることでしょう…。
ですが、それこそが生きる本質。自分を受け入れ愛する旅…という人生そのものを、上手くサポートしてくれるのがヨガではないかなと思います。
多くの人が外側に探し求める答えは、ずっと自身の中に在ります。ですから、気づき、思い出すだけ。自分の内側をとことん知れたなら、今日という一瞬一瞬の奇跡を、ようやく実感できることでしょう。
「真のわたし」への最高のギフトは
大切に、丁寧に、今を感じ、味わい
望み通りに生きるという経験。
「汝自身を知れ」
それがアトリエ MACOYAのヨガ、
私のスタイルです。